潜在看護師の復帰

● ブランクからの復帰

 現在、看護師免許を持ちながら、何らかの事情で看護師として復帰していない方が55万人いるといわれています。子育てに目途がつき、いざ復帰しようとしたとき、5年以上ブランクがある方は復職をためらうといいます。
 なぜなら、医学は日進月歩で進化しており、新薬の開発、最先端医療機器、新しい看護概念、それらについていけるだろうかと不安になるからです。「患者や同僚に迷惑をかけるのでは…」という日本人らしい配慮と遠慮からためらうようです。
 しかし、現在看護師不足は依然として深刻化しており、看護師経験豊かなママさん看護師や介護を終えたベテラン看護師の復帰を支援するため、「リワークプログラム」の研修があちこちで開催されています。
 「復帰してもやっていけるかな…」と迷っている方はぜひ、それらのリワークプログラムを利用して一歩踏み出してみてください。

● ブランクがある看護師のためのリワークプログラム

 現在、ブランクがある看護師のために、病院がリワークプログラムを作成し、病院全体で積極的に支援していく病院が増えています。そのため、「ブランクがあるから、就職むずかしいかしら…」と強い不安のある方は、まず転職支援会社に相談することをお勧めします。
 転職支援会社は、登録・相談・仕事紹介をすべて無料で受けることができます。また、「ブランクのある看護師のための支援」が充実している病院は「非公開」になっていることもあります。

・ 復職をためらう理由
・ ブランク期間
・ 復職する際にこれだけは譲れない労働条件等

 これらについてノートにまとめたら、まず転職支援会社に電話してみましょう。コンサルタントがあなたの悩みに合わせて「リワーク支援の充実している病院」を紹介してくれるはずです。

● 各県の復職支援セミナー

 各都道府県の県立病院や赤十字病院、済生会病院等で「復職支援セミナー」を開催しています。ネットで「○○県 復職支援セミナー」で検索してみましょう。

★ 全国 看護師復職支援セミナー案内
 こちらに、各県の復職支援セミナーへのリンクがありますので、簡単に検索することができます。
⇒ http://fukushokusien.net/

★ e-ナースセンター
 就業支援・潜在看護師を対象にした再就業支援等の研修の実施や情報提供
⇒ https://www.nurse-center.net/nccs/

● ブランクのある看護師の就職活動のコツ

1)「県・病院で行う復職支援セミナー」に積極的に参加する。

 都道府県や病院で行っている復職支援セミナーに参加し、学ぶことで現在の医療技術や心構えなど勉強することができます。多くの方が「参加してよかった」「復職をためらっていたけど前向きに取り組みたい」「もっと学びたい」そう感じています。
 研修で勧められたので幼い娘の前で白衣を着てみたら、「お母さん看護婦さんだったの?すごーい」と娘から尊敬の目で見つめられて看護師としてのやる気がむくむく湧いてきましたという方もいます。
 研修に積極的に参加することで、「復職へのためらい」を打破するきっかけをつかむことができます。さらに、「履歴書に明記」することができますので、面接官に好印象を与えることもできます。

2)面接の際ブランクのことを打ち明ける

 面接に行くと「ブランクの原因はなんですか」と必ず聞かれます。色々と隠し立てせずに簡潔に答えましょう。ブランク中に取得した技術あるいは「復職研修」に参加していた場合、そのことを話すと「働く意欲があり積極的である」という印象を与えることができます。
 実際に「ブランクがあった自分をマイナスとおもっていたけれど、ブランクがあったことで気づき成長したこともある」そう自分を受け入れた時、就職できたという方がいます。子育てや介護、あるいは療養生活を通して深く根差したものもあります。隠さずブランク中にアピールできる何かを見つめてみましょう。
 面接前に「面接官が聞きそうなこと」を予想して、回答集を作り、声に出して練習しましょう。
⇒ https://tenshoku.mynavi.jp/job/minaoshi/04.cfm

3)「ブランクがある看護師募集」
 
 支援会社であらかじめ「ブランクがある看護師もOK」という所を紹介してもらうと、復職支援プログラムやサポート体制が整っている病院で働くことができます。ただし、あなたの看護技術と大幅に差がある場合、後で苦労することもあると思いますので、看護経験やブランクの年数、勤め先に求める労働条件等について支援会社に詳しい情報を話したうえで紹介してもらいましょう。

4)決定する前に必ず病院へ直接見に行く

 そして、やはり自分で病院を直接見に行くことです。実際に行ってみたら自分のレベルではついていけない高度な専門医療の病院だったということもあります。働く人がギスギスしていたり、若い独身看護師ばかりだったりする場合もあります。支援会社に丸投げするのではなく、ご自分が働いていけそうかどうかを肌で感じることが大切です。

● パートや派遣から

 子育てにめどがついたといっても、「夜勤はまだできない」「できれば保育園の終了時に迎えに行ってあげたい」そういった事情もあるかと思われます。
 思わず「パートや派遣からやってみようかしら」と思いますが、決断は急がないでください。

 現在、法が改正され、100人以下の中小病院・診療所に対しても子育て(3歳未満)や介護を抱える看護師のために「短時間勤務時間制度」や「フレックスタイム制」「ワークシェア」「深夜業の免除」などの支援が義務付けられました。そのため、「短時間勤務制度」を利用して病院でも子育てと仕事を両立できる場合があります。また、院内保育や学童保育、介護施設が併設している病院や、周辺に養育施設がある病院も紹介してもらうことができます

 パートや派遣から始めようとすると、現場の勘を取り戻そうとしても教育してくれるシステムがありません。長いブランクから復職を考えるときは「復職支援があるかどうか」についてしっかりと下調べをしてもらってから選択しましょう。

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★看護師復職支援セミナー案内
⇒ http://fukushokusien.net/

★2014年4月の看護師求人・転職サイトランキング
 お勧めのポイントが票にまとめられていて、とても分かりやすいです。
 まずは相談してコンサルタントの受け答えの印象で数社選んで登録してみましょう。登録前に「労働条件などの譲れないこと」をまとめ、履歴書を一枚書いてから挑むとスムーズにいきます。
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★メンタルヘルスとリワーク
⇒ http://www.nikkeibp.co.jp/mentalhealth/intvmv/

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潜在看護師の復帰がカギ